VP北欧神話事典

ヴァルキリープロファイルに出てくる北欧神話関係の事柄を記載。
色々と説があるのでこれが全て正しいとは言えません。
[ あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ]
あ行
アース神族 [Aesir] :族名
アサ神族とも。オーディンを主神とする戦争の神々。ヴァナ神族と戦い和解して、ニヨルド、その息子フレイ、娘フレイアを人質として受け取った。アスガルドに住む。ヴァン神族と比べると力任せな感じである。

アスガルド [Asgard] :地名
ユグドラシル[Yggdrasil]の高みにある神々達の住む世界。アサヘイムともいう。ミッドガルズとはビフロスト[Bifrost]という虹の橋で繋がっている。

アルヘイム [Alfheim] :地名
解説:アールヴヘイムと言うのがほとんど。フレイが治める光の妖精達(リョースアールヴ)が住む世界。光の妖精はとても美しい存在である。
VP:小生意気な妖精の国だそうです。四宝の一つであるシルヴァンボウという弓を妖精王が持っている。

ヴァルキリー [Valkylies,Walkyries] :神【女】
名前:人間の勇士が戦う戦の庭(ヴァル)+ヴァルハラを守護する役にふさわしい英雄を選ぶ(キューレ)でヴァルキューレ。ワルキューレ、バルキリー、ヴァルキュリア、戦乙女とも。
素性:主神オーディーンに仕える12人の美しい乙女たちの一人。
役目:戦死者を見つけヴァルハラに送り届ける。
解説:元来ヴァルキリーとは「死体を貪り喰う者」「死の天使」という意味で歓迎されていなかった。選ばれた戦死者達はフレイアと二分され、オーディンの館「ヴァルハラ」に導かれる。オーディンやフレイヤに仕えているだけあって、ルーンの知識は非常に豊富。フレイアに従っているのは謎とされている。
指環物語:ニーベルンゲンの指環の指環物語より…。ブリュンヒルデというヴァルキリーがオーディンの命令に逆らい、本来死ぬはずであった戦士を助ける。 掟を破った彼女は、眠りのルーンを受け、オーディンの血を引き継ぐ勇敢な戦士「シグルド(ジークフリードとも)」が現れるまで目覚めることはなかった。 その後、シグルドとの出会いと恋愛話があり、ヴァルキリーのイメージは人々に好印象をあたえた。
(この時、ブリュンヒルデはシグルドに処女を捧げ神性を失い、ただの人間となる。)
この関係でオーディンの娘になり「戦士を運ぶもの」や「死者の選び手」と呼ばれるように。
ラグナロク時には、襲い来る巨人やニヴルヘイムのナグルファルに乗った死者達を相手に、エインフェリアと共に戦い見事打破する。
VP:ゲームに出てくるヴァルキリーとは本来、運命の女神ノルン三姉妹の三女スクルドで未来を司っている。ちなみに、スクルドはオーディンの娘の一人。ちなみに、ウルドやヴェルダンディーはオーディンの娘ではない。
補足:羽兜の羽は、カラスの羽や白鳥の羽など。
・オーロラはヴァルキリーの光り輝く鎧の軌跡という伝説がある。
・ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーの交響曲ワルキューレなど。
etc...

ヴァルハラ [Valhalla] :地名
ワルハラともいう。戦死者の広間という意味。オーディンと戦死者の住む楽園。戦死者達は、やがて来る巨人族との戦いラグナロク[Ragnarok]の為に、ヴァルキリー達に連れてこられる。 彼らは死せる戦士エインフェリア[Einherjar]と呼ばれ、戦いの日を待ち望んでいる。ヴァルハラ宮殿はユグドラシル[Yggdrasil]の頂上にあるとされ、屋根は輝く楯で覆い尽くされている。

ヴァン神族 [Vanir] :族名
解説:ヴァナ神族とも。アース神族よりも古いと思われる神々。豊穣の神々の集団である。アース神族と戦い、休戦宣言の証にニヨルド、フレイ、フレイアを人質として出す事で和解した。のちヴァナ神族はアース神族に吸収されたのか自然と消えてしまった。ヴァナヘイムに住む。アース神族と比べると知恵で勝負する感じである。
VP:スルトを長としたアース神族の敵として描かれています。

ヴィザール [Vidarr] :神【男】
解説:オーディンと女巨人グリーズの子。トールに次ぐ強さを持っている。ラグナロクにおいてはフェンリルに殺されたオーディンの敵をうつ。
VP:神界フェイズで剣をつかう神として出ています。

ウル [Ullr] :神【男】
解説:トールとシフの息子。ウルという名前には光栄、光輝という意味がある。弓の名手で、スキーの神様でもある。
VP:神界フェイズでお目にかかれる少年風の姿の神。弓を使う。

エイル [Eir] :神【女】
解説:慈悲深く、医者の神とされる。ヨツンヘイムにいる女巨人(名前忘れました)の侍女の一人である。
VP:神界フェイズで怪我の治療などをしていました。

エインフェリア [Einherjar]
名前:エインヘルヤルと言うのが、ほとんどですが。
解説:オーディンが集めた精鋭戦死者達。オーディンの息子ヘルモーズの指揮下で戦う。
VP:ヴァルキリーが集めている戦死者達のことです。

オーディン [Odin,Odein] :神【男】
名前:北欧神話の主神で激怒する者という意味。
素性:父/ボル 母/女巨人ベストラ 弟/ヴィリ、ヴェー 妻/フリッグ 子/トール、ティール、ヘルモーズ、バルドル、ホズ等。
能力:人に化けることができる。呪詛なども。
解説:ユミルを殺して、天地創造を行い、トネリコとニレの木を刻んで人間の男女を作る。ヴァルキリー達に勇敢な戦死者達を連れて帰るように指令し、それをフレイアと二分し、ラグナロクに備えている。ユグドラシルにぶら下がり自分の体を槍で貫き、ルーン文字の知識を手に入れた。(タロットカード「吊られた男」のモチーフ)知恵の泉(ミーミルの泉)の水を飲むために巨人ミーミルに片目をえぐり、差し出す。伝説では、そのせいか片目を隠すためのつばの広い帽子を被っている事が多い。そして、ラグナロク[Ragnarok]の時、フェンリル[Fenrir]に飲まれて死ぬ。
所持:戦場では、黄金の鎧と兜を身にまとう。腕には、九日毎に同じ重さの八つの腕輪を生み出す魔法の腕輪ドラウプニル[]、手には投げれば必ず当たる魔法の槍グングニル[Gungnir]を所持している。スレイプニル[Sleipnir]という八本足の馬を駆る。
従者:フギンとムニンという2羽のカラス。フレキとゲリという2匹の狼。
補足:ドイツやイギリスではウォーデン[Woden]と呼ばれ、水曜日[Wednesday]は[Wodan's day]の名から来ている。
か行
グラム [Glam] :武具
解説:シグルドの父、シグムンドにオーディンが与えた剣。刃は鋭く、羊の毛を一本落とすと二つになるほどである。オーディンによって砕かれたが、後にシグルドによって鍛え直される。別名バルムンク。
VP:魔剣グラムのこと。闇に弱い敵には一撃必殺。

グーングニル [Gungnir] :武具
解説:オーディンが持つ必殺の槍。投槍で投げると必ず命中し、手元に戻ってくる。ロキがいたずらをした際、お詫びとしてロキがドヴェルグのイーヴァルディの息子達に作らせた物である。
VP:オーディンが持っている槍。
さ行
スルト [surtr] :神【男】
名前:黒という意味。
素性:妻/シンマラ 炎の国ムスペルヘイムの長。ラグナロク時においてアース神族の敵対する。
所有:炎の魔剣レヴァンテイン。
解説:世界の終わりにやってきて、世界を焼き尽くす。剣を持っていないフレイをうち倒す。
VP:ヴァン神族の長らしい。設定違いますね。
た行
チュール [Tyr,Tiu] :神【男】
素性:父:オーディン。アース神族の一人。戦いの神、軍神である。
所有:王者の剣。
解説:もっとも勇気のある神。フェンリルを鎖(グレイプニル)で繋ぐ勇気があったのも彼一人だけだった。しかし、その時に右手首をかみ砕かれる。
ラグナロクではニヴルヘイムの番犬ガルムと相討ちする。
VP:勇敢な戦士。
補足:英語の火曜日[Tuesday]は彼が語源。ローマでは軍神マルスのモチーフとなっている。
トール [Thor] :神【男】
素性:父/オーディン 母/フョルギン 妹/フリッグ 妻/シフ、ヤルンサクサ シフとの娘/スルーズ ヤルンサクサとの息子/マグニ、モージ
所有:投げると必ず当たり雷が落ちる槌ミョルニル、力を倍にする帯メギンギョルズ、ミョルニルを持つ専用の鉄製手袋。タングニョーストとタングスリースニルという二頭の牡山羊。
解説:豊饒の神。雷神の異名を持つ。元は主神であったが、時代の流れでオーディンにその座を渡す。アース神族のなかで最も力が強い(息子のマグニには劣る?)。彼のミョルニルは巨人族に対する切り札でもある。
ミョルニルが盗まれたとき、彼はロキと協力して女装(フレイアに変装)し、見事相手を騙しミョルニルを取り戻すというおかしなエピソードもある。もちろん、トールには変身能力など無いので、その姿は想像を絶すること間違いなしである。ロキとはそれなりに仲がよかったが、ゲイルロドの館で騙されて以来不仲になる。
ラグナロクの時、彼はヨツムンガンドと戦い、見事うち倒すが毒気にやられその場に倒れる。
VP:頑固そうなオヤジです。設定通り。
補足:英語の木曜日[Thursday]は彼が語源。雷に関係する物のほとんどはトールが語源になっていそうです。トールはオーディンの子です。オーディンはトールの妹フリッグの子ですがはて?
な行
は行
ビフレスト [Bifrost] :橋
解説:アスガルドとミッドガルズを繋ぐ虹の橋。
VP:エルフの森にあるらしい。
フェンリル [Fenrir] :魔狼
名前:フェンリス狼ともいう。
素性:父/ロキ 母/アングルボダ
解説:プライドが高い狼。その大顎はアスガルド全てを飲み込むほど大きい。彼を封印するためレージングという足かせやドローミという足かせを付けたが、いとも容易く引き裂く。オーディンらに責任を押しつけられたロキはドヴェルグ(小人族)に依頼し、決して切れることのない鎖グレイプニルをつくらせる。そして、最も勇気のある神チュールによってグレイプニルで拘束されるが、その時チュールの右手を食いちぎる。チュールの最強の戦神の座はこの時点でトールに渡る。
ラグナロクの時、その拘束は解かれオーディンと戦い、彼を飲み込み殺す。その後、ヴィザールに口を引き裂かれ死ぬ。
VP:紅蓮剣インフェルナスで一撃とは…トホホ。
補足:北欧神話では最強に見えますけど。
フレイ [Frey,Freyr] :神【男】
名前:ユングヴィ[Yngvi]ともいう。主人という意味。
素性:ヴァン神族。父:ニヨルド、母:スカジ(義母)、双子の妹:フレイヤ
日光の神、夏の暖かい雨の神、または農業の神とされる。
所有:巨人を倒せる勝利の剣。金色の毛をした猪グリンブルスティ、伸縮自在の魔法の船スキッドブラドニール
解説:アスガルドに住むオーディンをはじめとするアース神族に対し、海の世界ヴァナヘイムを住みかとしたヴァナ神族の一人。父のニヨルド、妹であるフレイアとともにアスガルドにやってきてアース神族達に迎えられた。ラグナロク[Ragnarok]では惚れた女巨人ゲルドに求婚をするためスキールニルに勝利の剣を渡す。ラグナロク時、その関係か鹿の角で戦うことになり巨人スルト[Surt]の使う魔剣レヴァンテイン[Laevatain]の前に倒れる。
VP:VPでは女性として扱われています。鹿の角というのはアントラーソードの事でしょう…弱い。何故か、ブリーシンガメンの首飾りを持っていたりしますし。
フレイア [Freya,Freyja] :神【女】
名前:放浪時、ヴァナディースと名乗っていたりした。
素性:ヴァン神族。父:ニヨルド、双子の兄フレイ。夫はオド[Od]
能力:魔術。(オーディンに教える)
所有:鷹の羽衣。ブリーシンガメンという首飾り。二匹の猫。
解説:美しい姿をした女性。ヴァン神族とアース神族との争いの際、人質として名乗り出た。欲望のまま行動するのである。
フォールクヴァングのセスルームニルいう大きな神殿に住む。戦死した戦士をオーディンと二人で分ける。優先順位はフレイアの方が高い。
ブリーシンガメンという首飾りは4人の小人たちと床を共にして手に入れた物である。この件は、オーディンに怒られ罰を与えられる。フレイアはその罰をこなし、無事であった。
VP:無邪気な女の子。無邪気さゆえに毒気のある台詞も。
補足:英語の金曜日[Friday]は彼女が語源。キリスト教は金曜日が嫌いな面がありますよね。
ヘル [Hel] :神【女】
名前:地獄という意味。
素性:ロキと女巨人アングルボザとの子。
解説:下半身が腐っており動けない。オーディンが地獄の二ヴルヘイムの役人として命じ、ヘルはその後ニヴルヘイムの支配者となり、死者を統制する。ニヴルヘイムは、ヘルと呼ばれたり、ヘルヘイムと呼ばれることもある。
VP:ゲーム中名前がよく出てきますが、謎です。
ヘルモーズ [Hermodr] :神【男】
名前:決意という意味。
素性:オーディンの息子。母親は不明。
能力:神々一の俊足
解説:エインフェリアの指揮をする存在。オーディンがスレイプニルを貸し、バルドルを生き返らす方法を聞きに行くため、ニヴルヘイムのヘルの所まで行く。バルドルを帰還させる条件は「全世界の者が泣くこと」であった。条件を聞いたヘルモーズはバルドルからドラウプニルを受け取り帰還する。
VP:神界フェイズにて登場。…よくわかりません。
ホズ [Hodr] :神【男】
名前:戦という意味。
素性:父:オーディン 母:フリッグ 兄:バルドル
解説:盲目の神。意志が弱く、ロキに騙されて兄であるバルドルをヤドリギの剣ミストルテインで射殺してしまう。そして、一夜後にヴァーリに復讐され命を落とす。ラグナロクの後にバルドルと共に復活する。
VP:神界フェイズにて登場。寡黙そうですけど…謎です。
ま行
ミッドガルド [Midgard] :地名
マナヘイム[Mannaheim]ともいう。人間達の住む世界。アスガルドから見ると下界にあたる。オーディン達が巨人ユミル(Ymir)を殺害したとき、巨人ユミルの肉から作られた大地で、世界の真中に位置することからMidgard(中園)と名付けられ、同じく巨人ユミルの睫毛から作られた堅固な砦によって囲まれていた。アスガルドとはビフロスト[Bifrost]という虹の橋で繋がっている。
や行
ユーミル [Ymir,Aurgelmir] :神名 【両性具有】
素性:巨人族の祖。
解説:大地も海も無く、ギンヌガガップという裂け目があった。そこに、ムスペルヘイムの熱風とニヴルヘイムの霜で氷の塊ができる。そこに命が宿りユーミルは生まれた。
オーディン、ヴィリ、ヴェーの三兄弟に殺され、世界を作る材料とされる。血は海、肉は大地、骨と歯は山脈、毛は森林、頭蓋骨は天空、脳は雲となった。まつげは、ミッドガルドを守る柵となる。この時、流れ出した血で巨人族は一組の夫婦を除き、全滅してしまった。この子孫が、後にアース神族と対立するのである。
VP:ユーミルの首がラグナロクの時を告げた…らしい。
ユグドラシル [Yggdrasill] :木
解説:宇宙樹や世界樹と呼ばれる。9の世界を覆うほど大きなトネリコの木である。根は三本あり、それぞれアスガルド、ヨツンヘイム、ニヴルヘイムに伸びている。2番目の根が伸びた先にあるウルズの泉にはノルンと呼ばれる3人の運命の姉妹がおり、絶えずユグドラシルに水を与えている。そのおかげで、動物たちに食い荒らされても決して枯れることはない。3番目のニヴルヘイムにあるフヴェルゲルミルの泉にはニドヘッグという竜がおり、絶えず根を噛んでいる。オーディンはこの木に吊られ苦行したのにルーンの知識を得る。
VP:エルフの森に生えている? エルフたちが守護をしているらしい。
補足:ユグドラシルとはYggr(オーディン) drasill(馬)という言葉の合成語であり、オーディンの馬…つまり、ユグドラシルとはスレイプニルにあたる事がある。
ら行
ラグナロク[Ragnarok] :事柄
意味は、偉大なる神々のさだめ。巨人族と神々との最終戦争を指し、これにより殆どのものは死に絶え、世界は炎と水に包まれ終末の時を迎えるのである。ラグナ[Ragna−偉大なる神々]の解釈には二通りあるが、それをアース神族(オーディン他)と捉える説が一般的。神々さえも逃れられない滅びの運命があり、それにしたがい滅んでゆくという予言を意味する。『新エッダ』の著者スノリなどは、神々が滅びるという意味を強めるため、ラグナロクをラグナレック「偉大なる神々の暗闇」と言い変えて解釈している。これを詩的に表現しなおしたのが、ドイツの作曲家ワーグナーの『神々の黄昏』。

レヴァンテイン [Laevatain] :武具
解説:害なす魔の杖という意味。ロキがニヴルヘイムの門の前で作った…もしくは、ロキの子? 炎の国ムスペルヘイム[Muspelheim]に住む、炎の巨人スルト[Surt]の持つ太陽より明るい炎の魔剣。その剣はフレイを切り裂いた。そして、世界を焼き尽くす。
VP:魔竜ブラッドヴェインの腹の中にある剣らしい。

ロキ [Loki] :神名【両性具有】
名前:終えるものという意味。別名としてロプト[Loptr]という名前があり、大きく成長する意味がある。奸計の神として有名。トリックスターというあだ名も。キリスト教ではルシフェルとして扱われる?
素性:両性具有。父は巨人ファールバウティ[Farbauti]、母親はラウウェイ、兄弟にビューレイストとヘルブリンディがいる。スレイプニルの母、アングルホザ三兄弟の父。妻はシギュンで息子はナリとヴァーリ。オーディンとは義兄弟の誓いをしている。
所有:羽付きサンダル。フレイヤの鷹の羽衣。
能力:変身能力に長ける。しかし、人には化けられない(化ける必要が無い?)。 鷹の羽衣を用いた鷹の変身以外にも雌馬に化けたりでき、その時にスレイプニルを産む。鍛冶や話術にも長ける。
解説:金髪碧眼の美貌を持っているアース神族の神。かなりの重要人物。邪悪な巨人の力により、悪性を増していく。悪知恵が働くが、それが幸いして戦争で壊れたアスガルド城壁をタダで直してしまったりする。スレイプニルはその時、城壁作りをしていた巨人の手伝いをしている馬スヴァルディファリを誘惑し、産んだ。
トールの妻であるシフの自慢の金髪を斬ったときに、神々の怒りにふれ、詫びの品としてグングニルやスキッドブラドニールを捧げる(グングニルはロキが作った物ではない)。
巨人族の魔女アングルボザに騙され、フェンリル、ヨツムンガンド、ヘルを産ませてしまう。ロキは何とか排除しようと神々に持ちかけ、何とか束縛に成功する…がラグナロクにおいて全て解放されてしまう。
光の神バルドルを「ちやほやされて目障り」という理由でバルドルの弟の盲目の神ヘズを騙して、ヤドリギの剣(槍?)ミストルティンを扱わせ殺害する。その後、捕らえられ毒液を垂らす蛇をそばに置かれた。
彼の妻シギュンは彼に滴り落ちる毒液を器で受け止めるが、満杯になった毒液を捨るとき受けるものいなくなるため毒液が彼に直接滴り、その度に苦痛のため地震が起きると言われる。
ラグナロクの時ロキはシギュンのおかげで解放され神々に復讐するため巨人側につく。ムスペルヘイムの巨人達を大船に乗せ、アスガルドに攻め入る。ロキ自身はそこで、ヘイムダルと戦い相討ちする。
VP:見かけは普通の少年です。時間的にはアンゴルホザを三兄弟を産ませてしまった前後?
補足:彼は何も起きない平和といういうものを好まず、何か起きる混沌を望む。それ故に平和を願うアース神族を憎む。
わ行
∧ホームへ